ミネラルのボス。カルシウム摂取は以外にもたくさんの働きをしてくれる。
動脈硬化予防 高血圧予防 骨の強化 貧血予防 整腸作用
まずカルシウム摂取には代表的なもの「牛乳」 。
「牛乳」は、乳牛から搾った生乳を殺菌したもの。カルシウムをはじめ、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含む。
「特別牛乳」は殺菌していない牛乳。乳脂肪分を減らした「ローファット」や、逆に増やした「濃厚」など成分調整した「加工乳」もある。
コップ1杯(約200cc)で カルシウム 220mg
ビタミンB2 0.3mg
リン 186mg
牛乳には、人間の体に欠かせない栄養素がバランスよく含まれています。しかし飲みすぎには注意。あくまでも牛の赤ちゃんの飲み物。
多くの必須アミノ酸を含むタンパク質やビタミンA・B群・D・Eが互いに連携して、高血圧や動脈硬化などの予防に有効に働く。相乗効果が期待できる。
そして、なんといっても豊富なのがカルシウム。
日本は火山国、できる野菜や果物にカルシウムの含有が少ない。
また食品添加物の中で多量に入ってくる、重合リン酸塩などがカルシウムを奪う。
カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなるほか、イライラや不眠など精神的な不安定な状態になってしまう。
人の骨は日々、組織を新しくつくり替えているため、カルシウムは毎日摂りたい栄養素。
乳糖がカルシウムの吸収を助ける 。 カルシウムは、吸収が悪いのが難点。
その点、牛乳に含まれる乳糖はカルシウムの吸収を助けるので、効率よく摂ることができる。
どこの家庭の食卓に当たり前になった牛乳。
そのまま飲むだけでなく、グラタンやシチューなど、料理にも積極的にとり入れたい食材。
牛乳があわない人は、牛乳を温め、少しずつ飲むと次第に体が慣れる。
どうしても苦手なら、牛乳の代わりにヨーグルトを食べるなどしてカルシウムを補うといイ。
コレステロール値が高い人は、低脂肪タイプがおすすめ。
カルシウムとマグネシウムは2対1の割合で摂取を
マグネシウムは、体内でカルシウムの働きを調節しているので、不足するとカルシウムの働きも鈍くなります。
カルシウム2に対して、マグネシウム1の割合で摂るとよいといわれています。マグネシウムは大豆や魚介類、ひじき、ほうれん草などに多く含まれているので、これらと組み合わせた献立を。