青背の魚~血液をサラサラにし、抗ガン作用が・・・。
動脈硬化予防 血栓予防 高血圧予防 ガン予防 貧血予防 美肌効果に・・・。生活習慣病予防にしっかりと魚を取る。
生活習慣病の予防に有効なDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含む魚は、まぐろ(トロ)、さば、ぶり、さんま、真いわし、さわら、あじなど。EPA(エイコサペンタエン酸)を多く含む魚は、真いわし、さば、さんま、ぶり、にしん、あじなど。ほかに、すじこ、うなぎなどにも豊富。
真さば1切れ(約100g)で ビタミンD 11μg
鉄 1.1mg
ナイアシン 10.4mg
真いわし1尾(約100g)で ビタミンD 10μg
鉄 1.8mg
ビタミンB2 0.36mg
(ある栄養学書より)
毎日の食卓でなかなかとりきれない 青背の魚に含まれるタンパク質には、ヒトが体内でつくることができず、食べ物から摂取しなければならない必須アミノ酸8種がバランスよく含まれている。
大切な粘膜や皮膚の健康に役立つビタミンA、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富。
美肌効果最高、貧血予防効果!
特に若い女性の方、貧血の人が多い。ダイエットのため食事をしっかりととっていない人に多い。
しかし、貧血はさまざまな病気の原因となる。貧血を改善するためにも!!
疲労を回復し神経の機能を正常に保つB1、健やかな肌をつくり、タンパク質や脂肪の代謝に欠かせないB2・B6、貧血予防に働くB12と、B群が豊富に揃っているのも大きな特徴。
かって日本の食生活の大切なタンパク源の食材として活躍した、魚。
今はそれに変わり、豚肉、牛肉名とが食卓に上る。
高齢化になると、この魚のタンパク質をうまく取り入れたい。
動脈硬化予防に、高血圧予防に。
今不足している大切な油、DHA、EPAのパワーに注目!
青背の魚がもつDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)という不飽和脂肪酸は、血圧を正常に保ち、コレステロールや中性脂肪を減らしてよく言われる血液をサラサラにしてくれる。
DHAは脳細胞の発達・活性化・維持に不可欠なもの。
さらに最近では、DHAとEPAの抗ガン作用が確認されている。
日本の研究機関が、ガンを誘発させたラットにDHAとEPAの入った餌を与えて観察した結果、抗ガン作用に加えて、ガン細胞の増殖や転移を抑える効果もあることが明らかになったとの事。
DHA、EPAの効果的な摂り方として
「生で食べる」揚げると約50~60%まで、煮たり焼いたりすると約80%まで吸収率が落ちます。
「抗酸化物質を一緒に摂る」不飽和脂肪酸は空気に触れると酸化しやすいのが特徴。
β―カロテンやビタミンC・Eなどを含む、緑黄色野菜、ごま、オリーブ油などと一緒に摂ると酸化が防ぐ。
「汁ごと食べる」煮汁に溶け出したDHA、EPAが無駄なく食べるようにしたい。
いわしやさばの缶詰などの汁も、野菜の煮付けに使ったりすると無駄なく使える。